2025.12.26

  • #コラム

百貨店催事で売上146%を達成した ポップアップショップの作り方 ― 「入りたくなる空間」をつくるために ―

百貨店催事で売上146%を達成した ポップアップショップの作り方  ― 「入りたくなる空間」をつくるために ―

 

百貨店の催事スペースでは、

「とりあえず什器を並べる」「空いているところに商品を掛ける」

そんな設営をよく目にします。

90cm幅の稼働ラックをクランク状(直角に整列配置する方法)に並べれば、

短時間で売り場は完成します。

しかし、その多くは**“見るだけで通り過ぎてしまう空間”**になってしまいます。

 

催事は、商品を並べる場所ではなく、

お客様が足を止め、入り、試し、買うまでの流れを設計する場。

 

今回はbutapana × la primavera の催事を通して実践した、

売上につながる「催事・ショップの作り方」についてご紹介します。

 

 

〈催事概要〉

butapana × la primavera

期間:12月11日(木)〜17日(水)

会場:京王百貨店 聖蹟桜ヶ丘店 2F 催事スペース

スペース:約15㎡(330cm × 460cm)

 

人の流れを止めない「導線設計」

限られたスペースだからこそ、

「どう配置するか」「どこに視線を集めるか」が結果を大きく左右します。

 

四角い催事スペースでは、

角に2体、正面向きのマネキンを立ててしまいがちです。

 

しかし今回はあえて、角の一点に、斜め向きのマネキンを配置しました。

 

通路を歩く人の流れを遮らず、

視界に自然に入る角度をつくることで、

「流れながら入れる入口」を意識しています。

 

お客様を止めるのではなく、

人のトラフィックをそのまま売り場に取り込む。

これが、限られた催事スペースで最も重要な考え方です。

 

 

 

 

鏡は「置く」のではなく「使い分ける」

姿見は必須ですが、

小さい面積の催事ではどうしてもスペースを圧迫します。

今回は、フィッティングルームのカーテンをあえて開け、

中の鏡を姿見として兼用しました。

さらに、入口付近にはもう一枚鏡を配置。

「さっと当ててみてください」と声がけできる位置に置くことで、

試着への心理的ハードルを下げています。

 

 

商品は「アイテム別」に分けない

今回のメイン商材は Butapana。

ウール100%の国内生産で、あたたかく、毛玉ができにくい。

編地にも個性があり、長く愛用できるブランドです。

▲butapanaアームウォーマー

 

▲butapanaマフラー

 

まずは、パッと目を引くような、その1点で、主役になるような商品を一つ決めます。

 

▲こちらのスカートを主役に選ぶ。

 

今回はButapanaの商品を軸に、

la primaveraが取り扱う他のアイテムを掛け合わせて

スタイリングしていきます。

 

▲スタイリング完成。

 

ここで意識したのは、

スカートはスカート、ニットはニット、と

アイテムごとに分断しないこと。

 

モノトーンならモノトーン、

オレンジ系、花柄系など、スタイルごとにセクションを作ること。

トーン・世界観を揃え、アイテムはあえて混ぜて見せています。

 

什器は「高低差」と「サイズ」で空間をつくる

 

商品を見やすくするため、

什器には必ず高低差をつけます。

 

入口付近は低く、奥に向かって高さを出す

 

フェイスアウトを増やすため、

什器は直角ではなく斜め配置を多用しました。

 

 

一般的によく使われる90cm幅のラックではなく、

50cm幅の可動式ラックを使用することで、

限られたスペースでもリズムのある空間を作っています。

 

 

催事の反応と結果

一週間の催事で 売り上げ予算達成率146%

 

限られたスペースでも、

設計次第で結果は大きく変わることを改めて実感しました。

 

ご相談について

催事やポップアップショップは、
スペースの大小に関わらず、
設計次第で結果が大きく変わります。

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