- #コラム
「年齢を超えてファッションを楽しむ場所」――la primavera志木店、誕生の裏側
la primavera(ラ・プリマヴェーラ)は、2025年9月12日(金)、このたび初めて埼玉県の志木の地に新店舗をオープンいたしました。
志木は、人の温かさや、ファミリータウンとしての親しみやすい空気感があり、世代を超えて人が行き交い、親子で買い物を楽しむ姿もよく見かけます。
そんな街にふさわしい店舗とは、単に“服を売る場所”ではなく、家族や世代をつなぐような、“心が通う空間”であるべきだと感じました。
「年齢なんて関係ない」――la primaveraの想い

la primaveraが大切にしているコンセプトは、「年齢を問わず、ファッションを楽しむこと」。
若い頃はファッションが大好きだったけれど、「最近はちょっと億劫になってきた…」という方にも、もう一度ワクワクする気持ちを思い出していただけるようなお店でありたいと思っています。そのためには、ただ流行の服を並べるだけでは不十分です。
お客様一人ひとりの気持ちに寄り添い、“自分らしいおしゃれ”と出会える空間を、丁寧に作っていく必要がありました。
「落ち着ける場所」であるために

la primaveraの内装コンセプトは、「誰かの部屋のような、くつろげる場所」です。
たとえば、店内に置かれたソファ。これは休憩用ではなく、あくまでディスプレイの一部。ソファの上に洋服を飾ることで、「まるで友人の部屋に遊びに来たような感覚」を演出し、自然とリラックスしていただけるようにしています。
また、店内には直線的で無機質な印象を避けるため、曲線を描くハンガーラックをいくつか取り入れました。視界にやさしいカーブや自然な動線が、心地良さと“見ていて疲れない空間”を作り出してくれます。
さらに、通常はディスプレイ什器は縦や横にまっすぐ配置することが多いですが、あえて斜めに設置することで、ほんの少しの違和感を感じて足を止めていただけるようにしました。そのちょっとした“引っかかり”が、お店に入るきっかけとなり、思いがけないアイテムとの出会いを楽しんでいただければと考えています。
まるで、散歩中にふと素敵なお店を見つけたときのような感覚です。
細部に宿る“ファッションへの敬意”

什器一つひとつにも、細やかなこだわりがあります。
ピカピカと光を反射する素材は避け、あえてマットな質感(いわゆるヘアライン加工)を選びました。
理由はシンプル。什器が目立ってしまうと、主役である洋服の魅力が薄れてしまうからです。控えめな素材感は、服そのものの色味や質感を際立たせ、同時に、落ち着いた高級感も演出してくれます。
幅広い世代のお客様が、「なんだか心地いい」と感じてくださるような、そんな“空気”を大切にしたかったのです。
入り口は「赤」で、お客様を迎える

お店の“顔”であるエントランスは、現在は赤を基調としたカラーリングを施しました。
秋冬になると、どうしてもファッション全体がダークトーンに偏りがちです。そんな中、赤という色には、視覚的なインパクトだけでなく、気分をパッと明るくする力があります。
さらに、店頭から店内奥まで見通せるよう、「フェイスアウト」という陳列手法を採用。
お客様が一歩足を踏み入れた瞬間に、「あ、奥に素敵なジャケットがある」「ちょっと見てみようかな」と感じていただけるよう、空間の“抜け感”にもこだわりました。
志木という街とともに
la primavera 志木店は、単なる“店舗”ではありません。この街の空気や人の流れとともに成長していく、パートナーのような存在でありたいと願っています。
年齢に縛られず、気負わず、それでいて“自分らしいおしゃれ”を楽しむ。
そんな方々の毎日に、ほんの少しの彩りと、ほんの少しの刺激を添えられるような場所を目指して――。
ファッションは、自由です。
そして、何歳からでも、また始められます。
志木の地で、皆さまとお会いできる日を、心から楽しみにしています。
【la primavera マルイ志木店】
〒353-0004
埼玉県志木市本町5-26-1 マルイファミリー志木 4F
営業:10時30分~20時
TEL:048-487-0101(代表)